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2021.03.24

内側と外側で素材が異なるマリッジリング

シンプルリングコースで制作したコンビタイプのマリッジリング

シンプルリングコースで制作したコンビタイプのマリッジリングをご紹介します。 内側にはK18イエローゴールド、外側にはプラチナと異なる素材の金属を組み合わせたコンビデザインのマリッジリングをご制作いただきました。 タイプは柔らかな丸みのある甲丸タイプで側面からちらりとイエローゴールドの色みが見えるデザインとなっています。 内側には無料のタイプのシンプルな刻印の間にお二人の誕生石であるホワイトダイヤモンドとブルートパーズがそれぞれの指輪にシークレットストーンとして留まっています。

コンビリングの内側に誕生石をシークレットストーンとして留める

主張しすぎない内側と外側の素材の違いや、内側の印字の間に隠された誕生石など、ぱっと一見するとシンプルですが、しっかり他にはないオリジナリティのあるデザインの結婚指輪となりました。 ご来店いただきありがとうございました。

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コンビリングのタイプについて

1本の指輪に違う素材の金属を組み合わせるデザインで異素材をコンビネーションすることから「コンビリング」と呼ばれることが多いようです。 ついぶで制作できる手作り結婚指輪でもこの違う金属素材を組み合わせるコンビリングを自分たちでご制作いただけます。 1つの素材で作られることが多いご結婚指輪を別の金属を組み合わせることによってさらにオリジナリティを出せるので、他にはあまりないデザインをお探しの方や お二人で別の素材を希望しているご夫婦の折衷案として選ばれる方もいらっしゃいます。

組み合わせ次第ででいろんな雰囲気を楽しんでいただけるコンビリングはタイプによって、出来上がる印象が違うだけでなく、その作り方や異なります。 今回のご結婚指輪のような内側と外側で異なる素材を組み合わせるコンビリングは、1本の指輪を作るのに内側になるリングと外側になるリング2本制作していただきます。 ですので、ちょっと大変ですがお二人で合計4本も指輪を制作していただくことになります。 4本分の完成した指輪をお預かりして、スタッフが溶接し、それぞれ1本の指輪に仕上げさせていただきます。 今回のお二人が選んでいただいたデザインは内側も外側も同じ幅の指輪なので、指輪を着けていると内側の素材がちらりと見えるデザインで、主張しすぎずさらりとした雰囲気がおしゃれです。 内側と外側で別素材のコンビリングにする場合、幅を変えて内側の素材がもっと見えるようにしていただくことも可能です。より違う素材を使った指輪であることがはっきりするので、内側の素材をよりしっかり見せたい方には幅違いで制作するのがおすすめです。 コンビリングはコンビのタイプや指輪のタイプ・幅だけでなく、素材同士の組み合わせでも雰囲気が変わります。 今回のご結婚指輪のようなプラチナとK18イエローゴールドの組み合わせは洗練されながらも遊び心が見える指輪に、別の組み合わせで例えばホワイトゴールドとピンクゴールドの組み合わせはふんわりとした柔らかな色合いが特徴的な指輪になります。 金属の素材の組み合わせについては、工房にある素材のサンプルをご覧になりながら実際に手に取って肌の雰囲気に合わせてお決めいただくとわかりやすいと思います。 お二人で別の素材を組み合わせる場合は、ご主人をホワイトゴールド×プラチナ、奥様をイエローゴールド×プラチナといったように、2つの素材のうち1つの素材を同じものにしておくと統一感がでてペアの雰囲気を残すことができます。

コンビリングの制作について

コンビリングはご制作になりたいタイプやデザインによって、完成までの日数や料金が大幅に異なります。 シンプルリングコースでご制作の場合は、基本的にシンプルなタイプでご制作の場合は当日お持ち帰りいただけるのですが、コンビリングの場合は溶接などの追加の加工があるため基本的にお預かりさせていただき作業いたします。 特に料金についてよくお問い合わせをいただきますが、指輪の重さで料金が変動するため1本につき2本制作するタイプのリングはおおよそ2本分の料金が発生いたします。 まずは指輪のサイズや、素材・幅などのデザインをお決めいただき、その際に料金をお見積りいたしますのでコンビリングをお考えでしたら、ご予約時に[備考欄]にその旨をご記入いただければスムーズにご案内させていただけると思います。 もしついぶ京都工房の他の地域の工房のinstagramやホームページで紹介しているデザインなどでも写真などをお持ちいただければ、お見積りできますのでお気軽にご相談くださいませ。