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2020.04.26

婚約指輪と結婚指輪の違いとは?

当店ではペアリングなどを制作できるシルバーリングコースの他、婚約指輪を制作できる『手作り婚約指輪』、結婚指輪を制作できる『手作り婚約指輪』のコースをご用意しております。 意外と言葉は知っていてもなんとなくしか知らない婚約指輪、結婚指輪の違いとは一体なんでしょうか?それぞれの歴史と共に紹介していこうと思います!

*婚約指輪とは?
婚約指輪は『婚約の証となるリング』のことです。主にプロポーズの際、プロポーズをする側が恋人=将来の伴侶に送るものとされています。国によって着ける位置が異なりますが、日本では左手の薬指が一般的です。 最古の婚約指輪の記録は古代エジプトにあります。つなぎ目の無い『円』には不思議なパワーがあり、永遠の守護を得られると信じられていました。紀元前3世紀ごろのローマでは既に、婚約の際に鉄製の輪を送るという習慣があったそうです。2世紀ごろになると素材は金へと変わりました。 現在のようなダイアモンドをあしらったリングが初めて作られたのは15世紀頃。欧米で普及し始めたのが19~20世紀頃とされています。天然の鉱物の中で最も硬く、美しい輝きをもつダイアモンドは『永遠』の象徴とされ、夫婦の愛を永遠に結びつけるシンボルとして現在まで愛されています。 ちなみに日本に婚約指輪の習慣が広まったのは昭和の高度経済成長期からと比較的新しいです。きっかけは、それまでのダイヤモンドの輸入制限が解除されたことによるそうです。
*結婚指輪とは?
婚約指輪がプロポーズの際に送られる『婚約の証明』であることに対し、結婚指輪は『結婚の証明』として夫婦で着けるペアリングのことです。婚約指輪と同様に、左手の薬指に着用するのが一般的となっています。結婚後、日常的に身に着ける方も多いです。 最も古い結婚指輪の記録は9世紀、当時のローマ教皇が妻に送ったものが最初とされています。そこから徐々に王侯貴族の間で流行し始め、13世紀には一般市民に定着していたそうです。 宝石をあしらったデザインが多い婚約指輪に対し、結婚指輪は常に身に着けることを前提にしたシンプルで服に併せやすいデザインが多い傾向にあります。
手作り結婚指輪・婚約指輪のQ&A

結婚指輪・婚約指輪選びは、夫婦として一生に一度の選択になるものです。ついぶ京都工房で制作できる手作りの結婚指輪・婚約指輪についてをQ&A形式にまとめてみました。

 結婚指輪・婚約指輪は左手の薬指に着けるもの?
 古くから左手の薬指の血管は心臓に直通していると信じられており、薬指に指輪を着けることは『相手の心を掴む』という意味があるとされてきました。そのため相手との絆を結ぶという意味で左手の薬指に着ける習わしです。しかし最近では左利きの方が利き手に着けづらいと感じられる方や国際結婚でお相手の方の風習に習う方もいます。
 婚約指輪・結婚指輪はいつ着けるの?
 多くの方は婚約指輪はプロポーズされた後の婚約中に、結婚指輪は結婚した後にお二人が着けはじめると聞きます。また婚約指輪はプロポーズのタイミングだけじゃなく、結納のあとや両家の顔合わせの後という場合や結婚指輪に関しては結婚式の指輪交換のあとからという方や、婚姻届を出した後などにつけ始めるようです。どちらの指輪の場合も何かの節目の後につけ始めることが多いようですね! またその後の着けるタイミングは婚約指輪は結婚式や入学式などの華やかなお祝いごとの際に結婚指輪は基本的に着けたまま冠婚葬祭に出られる方が多いようですが、お子さんがいる場合やデザインによって変わってくるかと思いますのでご両親やお二人で話されるといいかもしれませんね!
 結婚指輪と婚約指輪は同時に着けて大丈夫?
 大丈夫です。 婚約指輪と結婚指輪を重ねてつけて楽しむセットリングと呼ばれる指輪もあります。重ねて着ける場合は指輪の素材を揃えたり、婚約指輪のダイヤモンドが際立つよう結婚指輪はシンプルなものにするという方もいらっしゃいます。 お持ちの婚約指輪やプロポーズリングに合わせて着けたいという方はご制作のご相談の際にお持ちいただければスムーズにデザインをお選びいただきやすいですよ
 婚約指輪・結婚指輪はどんな素材が人気?
 特に人気な素材はプラチナです。 プラチナはその希少性と安定した性質から人気が高く、他の金属に比べ変色しにくい点から指輪の素材に選ばれることが多いです。日本ではアメリカから婚約指輪が伝わった際プラチナのリングとして定着しましたが、ヨーロッパや中国では結婚指輪といえばゴールドなので近年では特にこの素材でなくては変ということはなくなってきました。当店ではプラチナの他にイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドをご用意しております。特にホワイトゴールドは柔らかいゴールドカラーなので肌にもなじみやすく男女共に着けやすい素材です。
 婚約指輪・結婚指輪のデザインはどんなものがあるの?
 婚約指輪はメインとなるダイヤモンドを一石留めるソリテールと呼ばれるタイプが一般的です。結婚指輪はかまぼこ型やハーフラウンドタイプと呼ばれる表面が丸い甲丸タイプが一般的です。最近ではデザインが多様化していて、思い出のモチーフをデザインに取り入れる方やあまり華やかにせず普段の服装やアクセサリーに合わせられたりと様々なデザインがございます。どちらも長く身に着けるものなのでご自身が気に入る指輪をお選びいただくのが一番です。ついぶではシンプルなタイプからデザイン性の高い指輪まで制作できるよう2つのコースと様々なオプションをご用意しております。まずはご自身がどんな指輪が理想なのか考えてみると自分に合う指輪が見つかります!

当店ではエンゲージリング、マリッジリングのお見積もりも行っております。 ホームページ上に載っていないオプションやデザインもできる場合が多くございますのでご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。