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2021.01.23

誕生石を留める手作り指輪

誕生石を留める指輪 誕生石を留めた手作り指輪

ダイヤモンドやルビー・サファイヤなど自然が生み出した宝石は昔からジュエリーやアクセサリーに使われ親しまれてきました。その中でもなじみ深い宝石はお守りとしてや願いを込めて使われることが多くあります。誕生石はその謂われや願い事をそれぞれの誕生月に当てはめて決められたものです。 手作りの指輪は少しずつ個性があってまさしく世界で一つのものですが、 そこに誕生石を留めるとより特別な指輪になります。 今回は誕生石と指輪デザインの組み合わせをご紹介します。 お互いの誕生月の宝石を交換して留めたり、記念月やお子様やご家族の誕生石を入れたりと意味を持たせて留める方が多いのですが、表にあまり色合いが来てほしくない方は内側に留めることも出来ますよ。 誕生石同士の組み合わせや素材の組み合わせ、石の留め方などでも印象が変わるので参考にしてみてください。

Case1:イエローゴールドとサファイアはアンティークな雰囲気に

イエローゴールドとサファイアのアンティークな結婚指輪
K18YG×サファイア

マットな質感に仕上がる石目タイプで素材はイエローゴールドで仕上げた指輪です。 9月の誕生石であるブルーサファイアを表面に留めています。 K18イエローゴールドにはシンプルなホワイトカラー系のダイヤモンドはもちろん、寒色系のブルーサファイアやブルートパーズ、暖色系のガーネットやルビーともどちらも引き立てる組み合わせとなります。

イエローゴールドのアンティークな結婚指輪のコーデ
K18YG×サファイア

ざらっとした模様をハンマーで入れる石目タイプはゴールド系の素材と相性抜群でアンティークな雰囲気の指輪となるのでざっくりとした古着がお好きな方やレトロな服装がお好きな方にもおすすめのデザインです。 特にネイビーやカーキ、ボルドーなど深めの色合いがお好きな方は普段の服装と合わせて身に着けることができます。 写真は模様を入れる石目のタイプですが、表面が丸いシンプルな甲丸タイプでシンプルな白シャツとのコーディネートでさらっと付けてもおしゃれです。

Case2:エメラルドとプラチナは清楚な雰囲気に

5月の誕生石エメラルドの指輪
PT900×エメラルド

深い新緑のような色合いのエメラルドは5月の誕生石です。 結婚指輪や婚約指輪に使用される定番の素材であるプラチナと組み合わせるとより上品な印象の手元になります。 写真は小さな丸い粒を打ち込む「ミルグレイン」という加工を組み合わせてシンプルでありながら歯華やかな印象もある指輪になっています。 エメラルドはさわやかなグリーンカラーなので、シルバー系の色合いであるシルバーやプラチナ、ホワイトゴールドなどに合わせると可愛らしすぎないきれいめな指先を演出できます。 シンプルなシャツやニット、パンツスタイルがお好きな方やすっきりとしたラインの服装がお好きな方におすすめの組み合わせです。

Case3:幅広めのシルバーリングにシトリンを

11月の誕生石シトリンを留めた個性的なリング
silver×シトリン

存在感のある幅広めのシルバーリングに11月の誕生石であるシトリンを留めたファッションリングです。ハンマーで叩いて模様を入れる鎚目タイプは幅広めだとより個性が強い指輪になるので、人差し指や中指に着けるインデックスリングやミドルフィンガーリングに着ける方が多いようです。 ペアリング感よりもファッションリングに近くなるので、ペアリングは少し恥ずかしいという方は薬指ではない指を選ばれるといいかもしれません。 指輪の幅の広さを活かした宝石を縦に配置したデザインが他にはない指輪なので、個性派の指輪が欲しい方におすすめの組み合わせです。

Case4:プレゼントに人気のスリムリングとガーネット

プレゼントにもおすすめな華奢なリング
K10スリム×ガーネット

ついぶ京都工房のスリムリングコースで手作りできる細い華奢な指輪は普段指輪を着けない方にも着けてもらいやすく、持っている別の指輪とも合わせやすいので、プレゼントをお考えの方に人気の指輪となります。 中でもオプションで石を留める台と誕生石を留める加工はより特別なプレゼントとしておすすめです。 写真は1月の誕生石であるガーネットを留めたスリムリングとなります。お持ちのシンプルな指輪やシンプルなネイルと組み合わせるとアクセントになります。 細みの指輪は素材をシルバーとK10の2種類からお選びいただけるのですが、どちらも主張しすぎない雰囲気なので、普段持っているアクセサリーの色に合わせるだけでなく、あえて別の組み合わせになるように着けても良いと思います。

Case5:メインのダイヤに誕生石を添えて

サイドに誕生石を添えた
Pt900×ダイヤ×アメジスト

写真のご婚約指輪は2月の誕生石のアメジストをメインのソリテールダイヤモンドのサイドに添えて留めたデザインです。 プロポーズの際に渡されることの多いエンゲージリングはメインにダイヤモンドを留めるデザインが主流です。最近では普段使いしやすいダイヤが小ぶりでシンプルなデザインが多くありますが、特別なお出かけや結婚式などのお呼ばれの際にドレスと合わせて着けても負けないような華やかなデザインは年齢を重ねても着けていただきやすいと思います。 素材をプラチナにすることで鮮やかなアメジストの紫のカラーと華やかさもありつつ調和するエンゲージリングです。 ワックスデザインコースで制作した指輪はウェーブなどのカーブをお好みで着けることができるのでこだわりのデザインを手作りすることができます。相手の誕生石を添えるのではなく、「これからもそばで支えたい」という意味を込めてご自分の誕生石を留めてプロポーズされる方もいらっしゃいます。

Case6:内側に留めるシークレットストーン

シークレットストーンを入れたさりげないこだわりの結婚指輪
K18WG×ペリッドット

内側にも誕生石を留めることが可能です。 「ご結婚指輪やペアリングにお互いの誕生石を交換して入れたいけど、指輪の見た目はシンプルなものがいいんですけど…」という声をよく伺います。そんなお仕事であまりデザインのあるものを着けられない場合やどちらかの誕生石が好みの色でない場合などにもおすすめです。 写真はホワイトゴールドの指輪の内側に手書き印字と8月の誕生石であるペリドットが留められています。ぱっと見ただけでは一見シンプルな指輪ですが、実はこだわりのある指輪を作れます。 例えば、内側印字のお二人のイニシャルの間に「&」や「to」の代わりに誕生石を入れても素敵ですよね。

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指輪は素材・仕上げや誕生石を留めたデザインなど組み合わせを変えることでいろいろなデザインにすることができるので、写真や工房のサンプルではすべてご用意しきれません。 「この写真のデザインをゴールドにしたい」「実際に誕生石を見たい」などご相談のみでもご来店予約できますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。